PROFILE
こんにちわ、理想ボディメイククリエーター®の石川ゆきです
変わっていく強さと変わらない強さ
宇都宮市でprivateボディメイクサロンseibellaを営む石川ゆきさんは、自ら「ツンデレパーソナルトレーナー」と名乗る。
「根拠のない自信」を味方につけて
取材のために初めて会ったゆきさんは、屈託のない笑顔とよく通る声で「どうも、はじめまして!」と私に言った。たった一言で、あぁこの人は自信を持って生きているんだな、と伝わってくるような、すてきな挨拶だった。
自己肯定感こそが豊かな人生を送るための土台になると言われる今の時代、「私、根拠のない自信があるんですよね」と笑って言える彼女のことを羨ましいと思う人は多いだろう。
18歳で秋田から上京し、歯科助手として働いた。せっかくならと専門学校に通い、歯科衛生士の資格を取得。ご主人と知り合って宇都宮に移り住んでからも、歯科衛生士として歯科医院に勤めた。「私自身が職人気質だから…先生のことも治療の腕のよしあしで判断してしまって。今なら、治療があまり上手くなくても、患者さんの話を丁寧に聞き、コミュニケーションをとることも大切なスキルだと思えるんですけど、当時は態度に出てしまっていたんですよね。かわいくないスタッフだったと思います」と振り返るゆきさん。
開業するなど考えたこともなかったというゆきさんだが、ご主人の言葉が腑に落ちた。
歯科衛生士で独立開業している人をひたすら探し、口の中からの「オーラルエステ」や「理想ボディメイク」を開発した女性に師事することを決めた。
ご主人、理想ボディメイクの師匠、セラピストとしてのメンター…ゆきさんの話には、人生における「キーパーソン」が何人も出てくる。
「この人みたいになりたい!と模倣からまずは始め、完璧に同じようにできるようになってから、自分のスタイルを考える」のだそうだ。
向上心の向かう先
ゆきさんはストイックだ。言葉の端々からそう感じる。特にそう感じたのが、サロンの今の看板メニュー「ツンデレパーソナルトレーニング」が開発された経緯だ。
ストイックな人と言うと、自分を信じて曲げない強さを持つ人というイメージがあるが、ゆきさんは変わっていく強さも持っている。
歯科衛生士をしていた頃の話の中で「あの頃の私は分かっていなかった」と表現したり、少し前の自分を「健康で痩せることに執着しすぎていた」と反省したり。過去の自分を塗り替え、考え方も行動も、日々変わっていることが手に取るように分かる。
覚悟を持って「幸せ」を追求する
「病を悪、健康を善とするだけなら、こんなつまらない人生はないわよ」近頃、ゆきさんが大切にしているという樹木希林さんの言葉だ。
体質改善料理インストラクターの講座を受講中という状況を聞くと、逆に彼女の決意のようなものを感じるのだ。「以前は、痩せたお客様のことを、自分の作品のように思ってしまっている節がありました。でも、そこじゃないよな、って気が付いた。今私の中で大切なのは、いかにその人が幸せであるか、ということ」少し声のトーンを落としてそう語る。
サロンの名称“sei bella”は、イタリア語で「あなたは美しい」という意味。ゆきさんにとっての「美しい」は、どんどん意味合いが変わっていくのかもしれないな、と思う。
ーsei bellaー
あなたは美しいです。
綺麗になるって贅沢なことでもなんでもないんです。
女性ならすべての人が願うこと、本能なんです。
綺麗になることを思いっきり楽しめる女性を増やしたい
この想いがあなたに伝わるといいなと願っています。